「ショップが騒ぐから転売ヤーに狙われて買い占められた、自分が買えなかった」という、我々へのお叱りの声も目にしております。
我々が黙ってさえいれば、自分だけはきっと買えた。そう思いたい気持ちも理解します。
でも、ちょっと冷静になって考えて欲しいです。
果たして転売ヤーなんて何人居ますか?
何個買われました?
それって想像ではないですか、と。
17日の段階で、無印650個前後。その他刻印も合わせて1200個程度です。
修理メンテナンスをするショップは、各店20〜50個ぐらいは在庫を持ちます。
全国で10店もあれば、200〜500個は出て行く計算です。
これに通販ショップ20店が5〜10個ほど買えば、それだけで50〜200個です。
特に某通販大手さんは、在庫表記で50個は持ってました。
残りの半数は個人消費者の客注です。
各バイクショップなどで1店舗あたり1人として、全国100店舗から平均2個受注したとしたら、これだけで200個です。
特に私の知り合いやお客さんでも、1人で6個買う人は珍しくありません。
そうなると、当初の生産が2000個あったとしても、ほとんど出て行くでしょう。
果たして転売ヤーは、そのうち何割持っていったのでしょうか。
在庫を枯渇させるだけの影響力はありますか。
これ、個人が4つも6つも買う人が100人居たら、それだけで多分転売ヤーより購買力あるんですよ。
これって転売ヤーより、よっぽどイナゴですよね。
しかもショップ在庫は、半数以上はほぼ定価で再流通するか、将来のメンテナンスで使われます。
最終的にNSRオーナーの手に渡るんですよ。
これでも、転売ヤーに買われたから手に入らなかった、と言いますか。
元々、ホンダ在庫の切れた18日においても、前述の某通販大手さんでは在庫ありで、定価で普通に販売してました。
ちゃんと探しましたか。
普段から付き合いのあるバイクショップでもあれば、確保できたんじゃないですか。
純正部品なんてのは、本来バイク屋さんのためのものですよ。
そもそもそんな数が転売に流れたら、いくらオークションでも価格が下がりますよ。
資金がよほど潤沢でない限り、高値で売れるまで多数保有し続けることは、現実的に難しいからです。
お恥ずかしい話、当店は当初、無印のオーダーが止まらず在庫を切らした後も、オーダーストップしませんでした。
あいにく発注をかけた卸の動きが間に合わず、お客様にはキャンセルのお願いをしましたが、前述の通販大手さんで定価で購入し、ほぼ赤字で提供することにしました。
ショップ在庫に関しては、販管費やクレジットカード手数料などで経費がかかります。
利益率の低い純正部品を定価で販売しても、全然利益にならないんですよ。
でも今回オーダーを頂いた方の大半は、過去にオーダーを頂いた方なので、短期的な利益にはならなくとも、なんとかしたかったです。
転売のせいにする前に、どこで、誰が、何個買ったのか。そこを一度数えてみてほしいです。
ダイキチファクトリー。
記事作成 スタッフ佐藤

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