当店について
はじめまして。私はECサイト「ダイキチファクトリー。」の店主で山口と申します。
オートバイのメーカー廃盤部品を復刻するために部品設計、製作活動しています。
個人のため大手のような資金力やスピード感はありませんが、大手のロットに乗らない小さな部品から地道に製作しています。
主な対象車種は「ホンダ NSR250R」です。
しかし将来的には、もっと幅広い旧車に進出したいと思っています。
ここで、私がどのようにしてこのショップを立ち上げるに至ったか、その物語を少しだけお話ししようと思います。
かつて私は、ただのバイク乗りでした。
運転技術に特別な才能があるわけでもなく、整備も平均的な腕前。
ただ一つ、NSRに乗っていたことが最大の幸運でした。
NSRをはじめとした「旧車」と呼ばれるバイクの部品供給は減少の一途でした。
有志が声を上げ、純正部品の再生産が行われるなどNSRは幸せな境遇にありますが、やはり時代とともに部品は減る一方です。
山口は仕事で寸法や形状を精密測定する機器を取り扱っていたので、「現物の形をデジタル化する」ことに関しては自信がありました。
ノギスと呼ばれる測定器具で寸法を採寸し、独学でCADを学び、普及し始めた3Dプリンターを用いて樹脂製品のコピーを作ったのが始まりでした。
「これは色々作れるのでは?自作パーツってかっこいいよね。」最初はそんな軽い動機でした。
そこから、サラリーマンとして働きながら、副業として趣味の一環でNSRのオリジナル部品を製作し始めました。お客様からの反応が予想以上に良く、その喜びを感じるたびに次第に本業としての道を模索するようになりました。
NSR乗りはみんな部品に困っています。
「部品を作ってくれるなら、うちの予備部品を貸してあげるよ!」
そんなありがたい声に支えられ、いくつかの部品を図面化することができました。
例えば、
‐ キャブレターとスロットルセンサの継手
‐ カウルのクイックファスナ
‐ PGM用16Pin特殊コネクタ
など。
その後、あのDMR-Japanさんと一緒に
カスタムパーツの製作する事ができるまでになりました。
‐ 2ピースシリンダーヘッド (製作中)
など、設計を行いました。
全てサポートしてくれるNSR仲間のおかげです。
そして紆余曲折ありながらも、自営業として「ダイキチファクトリー。」を立ち上げました。
大阪の自宅兼工房から、私は一人一人のお客様に真心を込めたサービスを提供しています。私の情熱と技術が詰まった部品が、お客様のバイクライフをより豊かにすることを願いながら、日々努力を続けています。
「ダイキチファクトリー。」は、NSRを愛するすべてのライダーにとって、信頼できる存在でありたいと考えています。
これからも私の物語は続いていきます。もし何かお困りのことがあれば、どうぞお気軽にお声がけください。
私はいつでも、皆さんのNSRライフをサポートするためにここにいます。
どうぞよろしくお願いいたします。
0 件のコメント:
コメントを投稿